マルチPC・マルチグラボ・マルチモニターの最適化 [Home Cockpit Build]
1台のPC(1枚のグラボ)でモニター3枚、かつVC3画面は重たい(FPSが20を切ってしまう)、ということでHWとSWの両面から環境を変えてみることにしました。
恐らく、以下の実装方法がマルチモニターを実装するパターンになると思いますが、手元で試せるのはNo2なので、この範囲内でのHW、SWアップデートを試みます。
No3はHW的な制約が大きくなり、No4はP3Dの複数ライセンスとWIDEVIEWなどのSWが追加で必要になるようなので、なかなかハードルが高いです。
<グラボ>
(旧) R9 270X(コアクロック1120MHz、GDDR5 2GB)
(新) GTX1060(コアクロック1594 MHz、GDDR5 6GB)
<FS>
(旧) PREPAR3D v2.5(32bit)
(新) PREPAR3D v4.1(64bit)
先に結論から言っちゃいますと、期待していたほど変わりませんでした(^^;
投資金額からしてものすごい改善を期待してたんですが、かろうじて20FPSに乗った程度です。
うーん。
ホノルル空港のオブジェクトの周りをぐるぐる回って負荷をかけながらパフォーマンスの計測をしてみましたが、CPU、グラボ、メモリいずれも余裕をもって動いているようなので、HWがボトルネックというわけではないように見えます。
が、タスクマネージャで見てみると、CPUの一番左のスレッド?が100%近辺をうろうろしてます。
これはCPUの限界ってことなんでしょうか。
取り急ぎ、離着陸時のFPSを30以上まで引き上げるために、やれる範囲で以下を試してみたところ、20~25FPSくらいの値が出るようになりました。
① PREPAR3Dのcfgファイルをすべて削除(再生成)
② Shaderフォルダを削除(再生成)
③ Graphics設定で不要なものをOFF(HDRとかTRAFFICとか)
④ Lockeed Martinが推奨するTuning Guideを見ながら、P3D.cfgにも以下の項目を追記
https://www.prepar3d.com/SDKv2/LearningCenter/getting_started/performance/tuning_guide.html
[DISPLAY]
TextureMaxLoad=6
[TERRAIN]
SWAP_WAIT_TIMEOUT=30
UseGlobalTerrainView=True
[GRAPHICS]
SHADER_CACHE_VERSION=1
[JOBSCHEDULER]
AffinityMask=14
[MAIN]
FIBER_FRAME_TIME_FRACTION=0.33
なんと、この設定変更で25fpsから35fpsの間で安定するようになりました。
ちなみに、タスクマネージャで確認してみるとCPUの2番から4番の負荷が上がっていて、明らかに先ほどと処理状況が変わってます。
P3D.cfgの設定って大事なんですね。
意味も分からずそのまま追記してるので、追々ちゃんと意味を調べてマルチPC・マルチグラボ・マルチモニターの最適化を続けてみようと思います。
理想の環境を作るのって大変ですが、これが案外楽しいんですよねぇ。
あくまでもライセンス取得が目的なので、そこは忘れずにちょっと寄り道w
■環境
CPU i7 4770K
マザー ASUS Z97 Extream4
メモリ 16GB(GDDR3)
SSD 256GB
機体 Carenado Piper ArcherⅡ PA28-181
シーナリ PHNL ホノルル空港(FSDT Honolulu)
MegasceneryX Hawaii
FSX Hawaii
恐らく、以下の実装方法がマルチモニターを実装するパターンになると思いますが、手元で試せるのはNo2なので、この範囲内でのHW、SWアップデートを試みます。
No3はHW的な制約が大きくなり、No4はP3Dの複数ライセンスとWIDEVIEWなどのSWが追加で必要になるようなので、なかなかハードルが高いです。
<グラボ>
(旧) R9 270X(コアクロック1120MHz、GDDR5 2GB)
(新) GTX1060(コアクロック1594 MHz、GDDR5 6GB)
<FS>
(旧) PREPAR3D v2.5(32bit)
(新) PREPAR3D v4.1(64bit)
先に結論から言っちゃいますと、期待していたほど変わりませんでした(^^;
投資金額からしてものすごい改善を期待してたんですが、かろうじて20FPSに乗った程度です。
うーん。
ホノルル空港のオブジェクトの周りをぐるぐる回って負荷をかけながらパフォーマンスの計測をしてみましたが、CPU、グラボ、メモリいずれも余裕をもって動いているようなので、HWがボトルネックというわけではないように見えます。
が、タスクマネージャで見てみると、CPUの一番左のスレッド?が100%近辺をうろうろしてます。
これはCPUの限界ってことなんでしょうか。
取り急ぎ、離着陸時のFPSを30以上まで引き上げるために、やれる範囲で以下を試してみたところ、20~25FPSくらいの値が出るようになりました。
① PREPAR3Dのcfgファイルをすべて削除(再生成)
② Shaderフォルダを削除(再生成)
③ Graphics設定で不要なものをOFF(HDRとかTRAFFICとか)
④ Lockeed Martinが推奨するTuning Guideを見ながら、P3D.cfgにも以下の項目を追記
https://www.prepar3d.com/SDKv2/LearningCenter/getting_started/performance/tuning_guide.html
[DISPLAY]
TextureMaxLoad=6
[TERRAIN]
SWAP_WAIT_TIMEOUT=30
UseGlobalTerrainView=True
[GRAPHICS]
SHADER_CACHE_VERSION=1
[JOBSCHEDULER]
AffinityMask=14
[MAIN]
FIBER_FRAME_TIME_FRACTION=0.33
なんと、この設定変更で25fpsから35fpsの間で安定するようになりました。
ちなみに、タスクマネージャで確認してみるとCPUの2番から4番の負荷が上がっていて、明らかに先ほどと処理状況が変わってます。
P3D.cfgの設定って大事なんですね。
意味も分からずそのまま追記してるので、追々ちゃんと意味を調べてマルチPC・マルチグラボ・マルチモニターの最適化を続けてみようと思います。
理想の環境を作るのって大変ですが、これが案外楽しいんですよねぇ。
あくまでもライセンス取得が目的なので、そこは忘れずにちょっと寄り道w
■環境
CPU i7 4770K
マザー ASUS Z97 Extream4
メモリ 16GB(GDDR3)
SSD 256GB
機体 Carenado Piper ArcherⅡ PA28-181
シーナリ PHNL ホノルル空港(FSDT Honolulu)
MegasceneryX Hawaii
FSX Hawaii
2017-12-21 20:45
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コメント(3)
大変有用なデータを掲載して頂きありがとうございます。
マルチPCにしなくてもシングルPCで独立3画面の成立解がありそうという事ですね。私は20FPSあれば文句ないので、多少はFPSキラーのHWがあっても大丈夫と見ました。
自分の生活実感は、まだ、CPU単体への依存度が大きいFSXベースなので、グラボの性能を上げたからと言って、FPSが5も変わるとは思いませんでした。P3Dだからこそなのかもしれません。
かつてkeisimさんがFSXで同じようにチューニングをしていたのを思い出しました。私も何年か後に参考にさせて頂きました。今回のP3Dのチューニングも将来参考にさせて頂きたいと思います。
今年も又、教科書代わりに随分と過去記事を参考にさせて頂き、有難うございました。良いお年をお迎えください。
by ntaka (2017-12-29 22:52)
はじめまして。
自分もマルチディスプレイやってみようと考え始めてます。
資金が貯まるまでかなりかかりそうですが(笑)
ところでこんなマルチディスプレイ用アドオンがあるようです。
http://www.wideview.it/wideview.htm
by ノリダー (2018-01-05 20:14)
>ntakaさん
シングルPCでの3面はCPUとグラボ、Configで20FPSはなんとかなります。P3Dを32bitから64bitにするよりも、自分の環境ではHWの方が影響が大きかったですね。
>ノリダーさん
そうですね。マルチPCでマルチモニターを実現する場合には、wideviewのような複数PC間でデータを連携するソフトウェアが必要になりますねぇ。
最近は、opusfsiが好んで使われているようですがまだ試してないです。
by けいすけ (2018-01-06 16:32)