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【22.8月更新】PMDG737とRevsimTQの接続 [MSFS2020]

MSFSのPMDG737のスロットルをRevsimTQで操作したい、という要件です。
想定はしていましたが、やはりすんなりは接続できません。

PMDGのSDKの問題なのか、FSUIPC側の問題なのか、はたまた別の問題なのかはいまのところよくわかりません…。

正常に動くデフォルトB787と比較すると以下のような整理になります。

Untitled.png

スロットルは動くし、強制的にスクリプト上でATモードに入れてあげれば一応モーターも動きます。
スポイラーとフラップのハードウェアからの入力値がPMDGに入らず、ATアーム関連のデータがFSUIPCに入ってこないという問題があって今のところ使い物になりません。
→ジョイスティック入力への変更とLvars経由での値取得で解決。

デフォルト機にはきちんと入力できることを考えると、PMDGのSDKがまだ不十分なのかなーとも思ったり。 これまた少し時間かかりそうなので、しばし放置して当面はSaitekのスロットルでフライトを楽しむことにします。

長期間趣味としてたしなんでいると、新しい環境に接続を切り替えていくのがほんと大変です。
HWにお金がすごくかかるのに、サポートは切れるので、SWとHWのIFを担保するミドルウェア的なものが必要だなと改めて感じた次第。
結局、高額なProsimがその役割もこなしてるわけなんですけどね…。

この辺↓がそういう位置付けなのかもしれませんが、まだ未検証です。
https://www.spadnext.com/home.html
http://www.flightsim4fun.com/index.html


22.8月追記

上記課題をひとまずクリアしたので更新メモ

①ATTOGA、②ATARMがPMDGからFSUIPC経由でSIOCに取得できない問題
この2件は、LVARS経由で取得することでクリア。作業としては非常に簡単だけど、たったこれだけの情報を得るのにかなり調査に時間がかかった…。
LVARSはいろいろ応用が利きそうだけど正直まだ全然理解が足りてないので今後ちまちま学ぶことに。

1.fsuipc.iniに以下2行を追加
[LvarOffsets]
1=ngx_MCP_ATArm=UB0932
2=TOGAPush=UB080C

2.SIOCで以下コードを記載
Var 0002, name AT_FS, Link FSUIPC_IN, Offset $0932, Length 4 // Get from Lvars in fsuipc.ini
Var 0003, name TOGA_FS, Link FSUIPC_IN, Offset $080C, Length 4 // Get from Lvars in fsuipc.ini

3.SIOCのIOCP Console上でデータ確認
image.png

4.SIOCで必要に応じてプログラム
ATがARMされていたら…、TOGAがプッシュされたら…などの条件組み合わせでTQのモーターへ信号を送る。


③Spoiler、④FLAPがSIOCからFSUIPC経由でPMDGに書き込めない問題
この2件は、HW接続を変えて対応することにしました。
基本SIOCからスポイラーとフラップが入力できればよいので、TQ内にもう1枚あるJoystickカードの入力に接続そのものを変更。
スポイラーはモーター駆動も必要なため、地上か空中か、速度はいくつか、リバーサーは動いているかなどで判断して信号を送るよう簡単なプログラムで実装。

Untitled.png

ちなみにSpoilerは以下のようなフローで制御
TQのハードから入力し、PMDG内のSpoilerを動かす。
その位置をFSUIPC経由で取得(取得はできる)し、その位置と他の機体情報を組み合わせてモーターを駆動させ、HWが動いた結果がまたPMDGに入力されてSpoilerが動く、というサイクル。
Untitled2.png

RevsimTQのMSFSxPMDG737への接続は一応やりたいことはできるようになったのでOK。
これでMSFSxPMDG737もRevsimTQで飛べる!!

あと接続できてないのは、FDSのCDU、MIP、SISMOのOVHDの3つ。
いずれもドライバーが出てないのでまだ待ち。SISMOにいたってはシステムボードを変えないとほぼ不可能…。
もはや円安と年経過でProsim更新料がとんでもない金額になってるので、ちまちまPMDGをHWでコントロールする環境を作っていこうと思います。
ま、これはこれで楽しいからいいんだけど(^^;


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コメント 2

ntaka

MSFS2020向けのPMDG737の勢いは凄いですね。次々とYoutubeが上がっています。これを見る限り各HWメーカーは、時間と共に接続する方策を開発してゆくのでしょう。
一方では、ユーザーが何とかしなければならないHWもある訳で、そういう意味ではKeisimさんが先人なことをやられているのだと思いました。この様な情報がグローバルに整理、共有されると良いですね。
私は技術的に全く追従できない事もあり、オールインクルーシブのProsim(しかもP3D)に頼る以外はないのですが、コメントさせて頂きました。
by ntaka (2022-06-27 20:30) 

けいすけ

>ntakaさん
PMDGがMSFSでの737スタンダードになるのであれば、恐らく様々なハードウェアが接続できるようになるはずなので、当面はこの方向で手持ちのHWをつなげていこうと思っています。
10年も経つと本当にいろいろと環境が変わってますし、仕組みさえ理解できればかなり接続の自由度があることもわかってきました。
SISMOのオーバーヘッドが悩みの種で、ボードを互換性のあるものに換装するしか道はなさそうなため、そろそろばらそうかと思い始めました(笑)
by けいすけ (2022-08-17 06:14) 

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