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CPflightが正式にMSFS2020に対応 [MSFS2020]

手持ちのB737向けMCPとかVHFを他の機材で使えたらなーと思ってたんですが、21年10月28日にMSFS2020用ドライバーがCPFlightよりリリースされてました。
知らなかった…。

1.png

A32NX対応がメインなんですが、いわゆるMODの位置づけのFBWにCPflightが対応するってことは、FBWがMSFSにおけるA320のメインストリームだと認められたってことで、これはこれですごいことなのではないかと。

B738はMSFSではBREDOK3Dしか存在しないのでB3ユーザーにとってはまだまだ試練(?)が続きます。
ただ、今回のリリースでB3のデバイスもMSFS B747に接続できる、とのことなので、全機能は無理でも他機種(B747、B787、A320)でも使えるんじゃないか?ということで検証してみました。


手順がやや面倒なのでメモ。
CPflight MCP737のページからソフトウェア(ドライバ)をダウンロードして設定します。

2.png

1.上記FS2020_372(以降のバージョン)をダウンロードしてインストール
2.FSUIPC(http://www.fsuipc.com/)をV7.2.11以降へアップデート
3.FSUIPCからWASM (FSUIPC WASM Module 0.5.5a以降のバージョン)をダウンロード
4.上記WASMを解凍し、「\FSUIPC-WASMv0.5.5d.zip\FSUIPC_WAPI.zip\FSUIPC_WAPI\dll」フォルダ内の「FSUIPC_WAPID.dll」をコピーし、「C:\FSUIPC7」フォルダに貼り付け
 ※MSFSのcommunityフォルダ内に「fsuipc-lvar-module」ができていることを確認
5.「FSUIPC7\EventFiles」フォルダ内から「flybywire-aircraft-a320-neo.evt」をFSUIPC7ルートフォルダ内へコピペ

4と5の手順の結果が以下
4.png

6.「C:\FSUIPC7」フォルダ内の「FSUIPC7.ini」をテキストで開き、以下4行を追記して上書き保存
 [WAPI]
 EnableWAPI=Yes
 [EventFiles]
 0= flybywire-aircraft-a320-neo.evt
7.MSFSが稼働しているIPアドレスを「CPflight.ini」に記入して上書き
8.MSFSを起動してB747でフライト開始
9.MCPに電源を入れた後、上記1でインストールした「C:\CPflight」フォルダ内の「FS_COM.EXE」を起動
10.MCPを接続しているUSB Port(COMポートナンバー)を指定
11.「connect」をプッシュし、MCP他HWの起動(通電)を確認

以降は、MSFS起動→747フライト開始→FS_COM起動→Connectの流れになります。


◆互換性
すべてを確認したわけではないですが、B747(Salty MOD導入済)やB787(B78XH MOD導入済)でもB737用のMCPを通じて主要な機能は使えました。
セレクターやAPボタン、LNAVなど共通のスイッチ入力「そのもの」は反応します。
一応点灯、消灯といったボタン単体の反応はある、という意味で、737の自動操縦とは挙動が異なるケースが結構発生する(VNAV、LNAVやLOCなど)ため、残念ながらMCPは原則3D Cockpit内でマウス操作が妥当そうです。(まぁ、設計そのものが違うのでそりゃそうです)

整理すると以下となります。
3.png

自分の場合はPilot2ATCやVATSIMでATCサービスを受けながら飛ぶので、VHF、NAVだけでも使えるようになるのは大きなメリットがあります。

いままで3D Cockpitでフライトする際はハードウェアが一切使えず画面上のマウスだけで操作してましたが、特によく触るVHF(ATC周波数変更)に関しては操作が楽になりました。
操縦しながら周波数や高度、スピードセレクターをマウスで変更するのキツイんすよね…。

FlightDeck SolutionsのCDUもMSFSにネイティブで対応してくれると言うことないなーと。
というかそもそも、FlyByWireのA320やXP11のZIBO737のように、MSFSにもメインストリームとなりうる737が登場してくれないことには話になりません…。
FBWやZIBOレベルの737が登場すると、Prosim737から離脱できる可能性が高まりますが…。(SISMO製オーバーヘッドをどうやってMSFSに繋ぐか問題は除く)

MSFS向け737はPMDGからいよいよ出そうなので期待してますが、ハードウェアのサポートがどうなるか…。

ま、いずれにしてもCPflightのMSFS対応は、コックピットビルダーにとって確かな一歩であることは間違いないです。

今後の展開に期待!

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コメント 2

co

>7.MSFSが稼働しているIPアドレスを「CPflight.ini」に記入して上書き
これがちょっと難しくてわかりません。
ご教示いただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。
by co (2023-12-23 00:07) 

けいすけ

>coさん
返信遅くなりすみません。
1.windwosでコマンドプロンプトを起動
2.ipconfigとPCのIPを取得(ipv4 address)
3.Cpflightフォルダ内のcpflight.iniを開いて「TCPIP=」の後に上記で取得したIPを記入、保存
です。
by けいすけ (2023-12-30 08:42) 

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